ヤケン地蔵さん
2020年1月26日
2021年1月12日
今から465年ほど前、天文二十三年(1554年)正月二十四日に織田信長は、緒川(東浦町)の村木砦の戦に今川方を打ち破り、海路熱田に帰る途中に、当時今川方に与した花井播磨守の居城である寺本城(堀之内城)を攻撃としたおり、夜の闇ではっきりと分からなかったので、松明(たいまつ)がわりに法海寺などの寺や民家に火を付けました。付近一帯は焼けたのに、この地蔵尊だけは焼けずに残ったそうな。それ以来、この地蔵尊は、「ヤケン地蔵」と呼ばれるようになったと言われています。
参考文献:知多の伝説とむかしばなし 知多市文化財資料集第14集