年賀状 正倉院 韓藍花の歌の画像

正倉院宝物殿

紙背に万葉仮名で書かれた和歌

韓藍歌(からあいのうた)
全国各地の学僧が、ここ東大寺の写経所で一千部の法華経を書き写していました。自分の書き写した写経の枚数を記して提出した手実(伝票)のうちの一通の紙背に書かれた和歌がこれです。表の文章は、天平勝宝元年(749年)八月二十八日付けです。一部欠落しているが「恋の歌」であると言われ、万葉集の書かれた時期と同時期であるため、万葉仮名の源流が見て取れると言われています。
韓藍花は鶏頭(けいと)の古名です。

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